増資の資金調達 2
金融機関からの借入れによって社長自らが資金調達する場合には、社長の自宅などが担保に入れられ、借入れですから利払いや返済があるので、個人の資金繰りとも十分注意しなければならなくなります。
この場合には、もし会社が倒産すれば、社長個人の財産によって借入金を返済しなければならず、社長個人の財産も失う可能性がある点で、社長は無限責任を負っているといえます。
いずれにしろ、株式会社の株主は、その出資金額に応じた有限責任ですから、増資にあたって株主自らのための資金調達をすべきものと思われます。
そして次は、従業員持株制度を使った方法について。
増資における資金調達方法としては、社長自らの資金による方法がもっともポピュラーですが、中小会社においてもできる方法として、従業員に自社株を持たせる方法があります。
この方法によれば、資金負担者は従業員1人1人となるので、1人あたりの資金負担は少なくてすみ、一方でかなり多額の資金が借入れなどの無理をせず容易に集められるという利点があります。
さらに、会社にとっての利点として、従業員1人1人が株主になることにより、よりやる気を起こさせ、生産性の向上などの期待もできます。